はじめまして2013/07/31 10:31


せんくらブログを今日から3日間受け持つことになりました
ファゴットの井上俊次です。

今回は「トリオダンシュ・フロイデ」というリード楽器による三重奏で
せんくらデビューすることになりました。
どうぞよろしくお願い致します。


石巻出身の僕は現在、読売日本交響楽団で首席ファゴット奏者として
演奏をしております。
見た感じはよくある痩せ型のちょっと目つきの悪い普通のおじさんです。

よくある事ですが本業のオ-ケストラとは別に室内楽チームも二つ
組んでいて、一つは今回せんくらで演奏するトリオダンシュ・フロイデ。

そしてもう一つはアミューズ・クインテット(木管五重奏)です。

アミューズ・クインテットは昨年3月に立ち上げたばかりの新しい団体です。
そのクインテットで今年9月に福岡、11月には新潟でコンサートがあるので、
今日はそのリハーサルです。

映画音楽で有名なモリコーネ・メドレーを作曲家の日下部進治さんに
依頼してオリジナル曲を作ってもらいました。

作曲家の方にとっても木管五重奏はなかなか編曲しづらいらしく、
僕らも演奏しながら「あーだねー。こーだねー」と議論しながら
一緒に曲を作って行きました。

写真はちょっと斜めになってしまいましたが、日下部さんに聴いて
もらっているリハーサル時のショットです。
日下部さんは僕らの要望に一つ一つ丁寧に応えてくれました。
仕上がりが楽しみです。


さて、リハーサルは楽しく充実しているのですが、実は今日は
二つの苦難がありました。

一つ目はリハーサル会場へ向かう途中で2回もゲリラ豪雨に遭って
しまったこと。
会場へ着いた時には下半身ずぶ濡れです。

そしてもう一つの苦難は口内炎が潰瘍状態になっており、舌で
タンギングする度に口に激痛が走ることです。

管楽器奏者にとって口内炎は天敵ですが、今回は豪勢に二つの大きな
口内炎が出来てしまい、痛みをこらえて涙を流しながらのリハーサルでした。

「でもきっと今日辛かった分だけ良い演奏に繋がるはずだ…!」
と何の関連も無いのにハッピーエンドにこじつける僕でした。


トリオ・ダンシュ・フロイデ
井上俊次(ファゴット)