ブログ最終日となりました。締めは・・・2013/07/03 16:30

仙台市民交響楽団が初めてせんくらに出演させていただいてから5年。

自分自身も5つ歳を重ね、いろいろと思うところがありますが…それはひとまず置いておきます。

この5年の間、様々な事がありました。
その中でも一番の出来事は、やはり東日本大震災です。

当時は我々も音楽を出来る状況では無く、予定していた定期演奏会も中止を余儀なくされました。
ようやく楽器に触れる事が出来た時のあの気持ちは、一生忘れる事は無いと思います。

その反面、私達団員の生活が日常に戻りつつあっても、まだまだ不自由な生活をなさっている方々が大勢いらっしゃる中、音楽なんてやっていていいのだろうか?という思いもありました。

それでも、毎日の報道や情報番組で観た、ジャンルを問わない「音」や「声」によってもたらされた被災地のみなさんの笑顔や涙…。
この時ほど音楽の力を感じた事はありません。
アマチュアのオーケストラの私達に出来る事は、やはり音楽であると確信しました。

あれから2年と数ヶ月。

演奏が出来る事に感謝し、もちろん楽しむ事も忘れていません!!
今年のせんくらに出演出来る事は最高の楽しみです。
今回は大曲に挑みますが、初共演となる宮本先生と共に、心を込めて演奏します。

今現在の市民響はと言うと、6月の定期演奏会が終わり、一息つく間も無く練習に励んでいます。
いつもは演奏会の後にある【お疲れ休み】が今回は無し。
個人的には、だら~んとせず良かったと思っていますが、平均年齢が若干上がってきた我ら。
これからやってくる夏に不安が無いと言ったら……相当ありです。

(ヴァイオリン 鈴木)