ベビーとの音楽生活 ― 2013/09/01 17:26
仙台フィルコンサートマスターの神谷未穂です。
昨年のせんくら出演時と大きく変わった事といえば、
6月半ばに長男が誕生しました!
子育ては忙しくて大変、とよく聞いてましたが、
本当にその通り。
演奏家は家での日々の練習、勉強がとても大切なのに、
最初の内は長男が寝ている時しかその時間が取れず、
同じ職業の主人と、「ど、どうする~!!」と思う事度々。
が、日に日に長男も寝る時間が増え、
仙台フィルの先輩ママ演奏家にアドバイス頂いたり、
こちらも色々工夫する様になり、
この新しい生活にも、や~っと何とか慣れてきました。
(保育園が決まるまでは、色々な方のサポートを
頂く予定。保育園が早く決まります様に、、、)。
8月にアーティストとして登録している(財)地域創造の
プレゼンがあり、人前で演奏する事を再スタートしました。
人前での演奏は、5月31日の【スヴェトリンと仲間たち】
以来でしたが、とても気持ち良く演奏出来、ホッ。
演奏の他に、今年も8月末〜10月に行われる
全日本学生音楽コンクールの審査を担当します。
仙台フィル復帰は間もなく!
9月の定期演奏会が復帰第一弾です。
ソリストとして三善晃氏のコンチェルトを
山田和樹さんの指揮で演奏させて頂きます。
今まで以上に忙しくなるのは確実ですが、
長男の色々な表情に疲れも吹っ飛んでいきます。
これからも”ママヴァイオリニスト”として
元気に活動したいと思います。
長男は8月に主人が出演した軽井沢国際音楽祭の
子供の為のコンサートで、コンサートを初体験しました。
お腹の中で沢山コンサートを体験していたからか、
音楽に興味津々(半分気持ち良く寝ていましたが♪)。
せんくらにも子供の為のコンサートがいくつかありますね!
長男は今回が初せんくらとなるかな??
赤ちゃんから大人まで楽しめるせんくら、
今回も音楽との素敵な出会いが、
皆さんに沢山あります様に♪。
せんくらブログ担当は
今回で最後ですが、私のブログは
続いています(ゆっくり更新ですが)。
http://yaplog.jp/miho1017/
こちらもどうぞよろしく。
3日間お読み下さり、どうも有難うございました。
次の方へバトンタッチ!
ではせんくらでお会いしましょ~♪。バイバーイ(by 長男)。
神谷未穂(ヴァイオリン)
スタッフだより「せんくらで一緒に歌いませんか?」 ― 2013/09/03 09:30
せんくらには「客席のみなさんと出演者が一緒に歌う」
楽しい企画があるんですよ。
今日はその公演を紹介させていただきます。
ひとつ目は、10月5日(土)13:15から日立システムズホール仙台
(青年文化センター)コンサートホールで行われる、
公演番号17番のせんくらオリジナル企画「華麗なる歌ガラコンサート」です。
ソプラノ市原愛さん、メゾソプラノ林美智子さん、テノール中鉢聡さん、
バリトン三原剛さんにより、様々なオペラの名曲が歌われる
夢のようなコンサートなのですが、ラストは客席のみなさんと
「故郷(ふるさと)」の全員合唱でしめくくります。
兎追いしかの山~♪
小鮒釣りしかの川~♪
心のなかに懐かしいふるさとが思い浮かぶ名曲です。
素晴らしいアーティストと約800人のお客様が声を合わせたら、
どんな故郷が生まれるのでしょうか。
もうひとつは、10月6日(日)19:45からイズミティ21大ホールで行われる、
公演番号83番せんくら2013最終公演「グランド・フィナーレ」です。
先ほど紹介した歌ガラコンサートの出演者と
仙台フィルハーモニー管弦楽団、せんくら合唱団による
「ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱」より第4楽章」など
迫力のステージの最後をしめくくるのは、
「エルガー:行進曲「威風堂々」第1番」。
みなさんも一度は聴いたことのある名曲だと思いますが、
お客様と出演者がオーケストラの演奏とともに大迫力の全員合唱を
するのです!
歌詞は、1999年に東京で行なわれたコンサートのために当時
小学校5年生の長瀧菜摘さんと小学校6年生の高橋美由紀さんが
作った、口ずさみやすい素敵な詩です。
僕らは ゆく まっすぐに
あふれる希望 光の道
時の流れは早いけど
忘れはしない 大きな夢
今日のこのうた 生き続ける
さぁ 歌おうよ 声あわせ
響かせよう 世界中へ
さぁ 手をつなごう ひとりじゃない
仲間になろう 勇気を出して
みんなで行こう 未来へと
どちらの公演もチケットは残り少なくなっていますので、
お早めにお買い求めください。
客席のみなさんには歌詞カードもお配りします。
どうぞお楽しみに♪
せんくら事務局
阿部英治
スタッフだより「サイトウ・キネン・フェスティバル」 ― 2013/09/06 15:17
こんにちは。
先日、サイトウ・キネン・フェスティバルを観に、長野県は松本市に
行ってきました!
夜のコンサートの前に、松本の街をぶらりぶらりと歩き回り、
松本城や美術館、商店街などたくさん巡りました。
そのまま歩いて会場となるキッセイ文化ホールに向かいました。
しかし、歩けど歩けど着かず・・・。
なかなかに方向音痴な私は途中で心配になり、何度も何度も
地図や携帯電話のアプリでナビもしてもらいました。
(本当に、便利な世の中になったものです。)
しかし、着かず・・・。
自分はここまで方向音痴だったのか、と絶望しつつ、動揺を隠しつつ
歩き続けると、やっと看板を発見しまして、会場到着。
会場では、看板を前に記念撮影が行われたり、待ち合わせの人などで
にぎわっていました。
会場内に入ると、グッズ売り場が大賑わい。
もう少しじっくりとグッズを見たいと思いつつも、大量のご婦人方に圧倒され、
半ば諦めてホールに入りました。
ホールではワインサービスなんかもあり、「フェスティバル感」を感じました。
へとへとになるまで歩いてからのコンサートだったので、
寝てしまうかも・・・と思ったのですが、寝るのがもったいない
コンサートで、終始、目と耳をがっぽり開いて堪能しました。
せんくらよりも歴史が長く、開催期間も長いフェスティバル。
ボランティアさんの運営やグッズ、会場設営など、せんくらとは
違う点も多々あり、とても勉強になりました。
せんくらもサイトウ・キネン・フェスティバルのようにその名を
全国に轟かせられるようなフェスティバルにしたいですね!
せんくら事務局
佐藤香奈子
スタッフだより「秋の3大フェス」 ― 2013/09/07 13:30
こんにちは。
今日はすっかり涼しく(寒い・・・)なって、秋を感じています。
夏が好きな私としては、夏が終わって秋を感じ始めると、
とてつもなく寂しい気持ちになります。
気づくと、
「また1年後にね・・・・」
なんてつぶやいたりして。
しかし、実は秋も秋で好きなんです。
過ごしやすいし、食べ物はおいしいし、アウトドアが充実するし、
ファッションも楽しい季節です。
そして仙台では今日と明日、「定禅寺ジャズフェスティバル」が開催され、
音楽と人で溢れる2日間となります。
来週からはオクトーバーフェスト!!
ビール好きにはたまらないイベントですね。
芸術関係ないじゃないか、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが・・・・
違うんですよ!
ドイツの愉快な音楽が流れ、歌を歌ったり踊ったり、とても賑やかなのです。
そして9月もあっという間に過ぎ・・・
せんくらが始まります!!!
ジャズフェスからオクトーバーフェス、そして仙台クラシックフェス。
秋の仙台3大フェスと命名しても良いでしょうか?
2つのフェスティバルからバトンを受け取り、勢いそのままに、
せんくらを盛り上げていきましょう!
事務局は準備から本番まで駆け抜けます。
お楽しみに!!
せんくら事務局
佐藤香奈子
今日はすっかり涼しく(寒い・・・)なって、秋を感じています。
夏が好きな私としては、夏が終わって秋を感じ始めると、
とてつもなく寂しい気持ちになります。
気づくと、
「また1年後にね・・・・」
なんてつぶやいたりして。
しかし、実は秋も秋で好きなんです。
過ごしやすいし、食べ物はおいしいし、アウトドアが充実するし、
ファッションも楽しい季節です。
そして仙台では今日と明日、「定禅寺ジャズフェスティバル」が開催され、
音楽と人で溢れる2日間となります。
来週からはオクトーバーフェスト!!
ビール好きにはたまらないイベントですね。
芸術関係ないじゃないか、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが・・・・
違うんですよ!
ドイツの愉快な音楽が流れ、歌を歌ったり踊ったり、とても賑やかなのです。
そして9月もあっという間に過ぎ・・・
せんくらが始まります!!!
ジャズフェスからオクトーバーフェス、そして仙台クラシックフェス。
秋の仙台3大フェスと命名しても良いでしょうか?
2つのフェスティバルからバトンを受け取り、勢いそのままに、
せんくらを盛り上げていきましょう!
事務局は準備から本番まで駆け抜けます。
お楽しみに!!
せんくら事務局
佐藤香奈子
仙台のみなさん、こんにちは。 ― 2013/09/08 09:54
今日から3日間、
ギタリスト鈴木大介がこちらのBlogを担当させていただきます。
まずは最近の仕事の様子から。
9月2日、サントリーホールで行われた
池辺晋一郎先生プロデュースの
「ジャズ、エレキ、そして古稀」というコンサートで、
野平一郎さんの「炎の弦」という
エレキギター(!)コンチェルトを演奏しました。
この作品は2002年にロック、ヘヴィ・メタル界の
天才ギタリスト、スティーヴ・ヴァイ氏が初演したもの。
ヴァイ氏は、その卓越した演奏能力はもちろんのこと、
音楽理論やスコアを作成する技能もずば抜けていて、
野平先生が見せてもらった彼の作品のスコアは、
変拍子あり、複雑なフレーズあり、と、
さながら現代音楽のようなものも含まれていたそうです。
互いに尊敬しあう二人による初演は伝説となっていました。
そんなすごい人が弾いた作品を、
エレキギター15年ぶり、ほぼ初心者の僕が弾くわけですから、
池辺先生発案のコンサートのテーマが「挑戦」であるとはいえ、
ほとんどやっていることはドン・キホーテなのです。
では、なぜそんな無理な挑戦をしたのか、というと、
初演の後、アメリカで、
現代音楽を得意とするクラシックギタリストの
デヴィッド・タネンバウムさんが「炎の弦」を演奏していて、
そちらは、もっと現代音楽的なアプローチで、
「う〜〜ん、この二人の中間の演奏は出来るのかなぁ」
と思ったのと、野平先生が以前、コンサートの楽屋でご一緒した時、
子供の頃、ハービー・ハンコックなどのジャズが大好きで、
本気でそちらに進もうかと考えていた、と聞いたこと。
あとはもう、弾いてみたい、という
純粋な好奇心だけでお引き受けしました。
作品にはエフェクターの指定があったり、
一見、ビートが存在していないように聴こえるところにも
書かれていない縦のリズムが存在していたりと、
それらのすべてを表現するには僕はまだまだ力不足なのですが、
指揮の杉山洋一さんや東京都交響楽団のみなさんのあたたかい
サポートで、リハーサルから演奏会まで、とても楽しく過ごすことが
できました。
今回は楽譜に書いてある強弱の指定(フォルテやピアノ、
クレッシェンド、デクレッシェンドなど)を、
極力ボリューム・ペダルを使って再現できるように試みたり、
作曲家の希望で、これまでの演奏でされていなかった音色の変化を
短い時間の間に細かくつけたりしたのですが、
これがほんとうに難しかったです。気持ちと足が連動しない(笑)。。。
こういう、こまごましたエレキギターの所作については、
普段「The DUO」というユニットでご一緒している、
エレキギターの巨匠、鬼怒無月さんにたくさんのアドバイスを
いただきました。
写真は、コンサートに来てくれた福田先生、大萩康司くん、鬼怒さん、
そして今度せんくらで共演するバンドネオンの北村聡くんです。
鈴木大介(ギター)


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