いろいろあるんです2013/09/24 10:51


皆さん、トランペットには沢山の種類があることをご存じでしょうか?


私たちトランペット奏者は演奏する曲によって様々な楽器を
使い分けています。
今日は代表的な物をご紹介したいと思います。


まずは写真の左側から、ピッコロトランペット。
通常のトランペットの半分ほどの長さで高音域を演奏する際、
主にバロック時代の曲やソロ、アンサンブル等で使用します。
キラキラした輝かしい音色です。

その隣がE♭管(変ホ調)トランペット。
写真には写っていませんが、いくつかのパーツを組み替える事で
D管、ニ調の楽器にもなります。
こちらもバロック時代の曲やソロなどで使用します。

次がC管(ハ調)トランペット。
オーケストラでは90%くらいの割合で使用します。
トランペットは楽譜が移調して書かれていることが多いので、
読み替えなどに最適です。

そして皆さんが最も目にする機会が多いB♭管(変ロ調)トランペット。
ブラスバンドや吹奏楽、ジャズ等で使用します。
基本となる楽器で私もこの楽器から始めました。

その隣はロータリートランペット。
暖かく響きがある音色が特徴で、主にベートーヴェンやブラームス等、
ドイツ物を演奏する際に使用します。
ドイツではこちらの楽器が通常で、日本で主に使用している楽器は
ジャズトランペット等と呼ばれているそうです。

その次はコルネット。
楽器の長さ、音域はトランペットと同じですが、管の形状、巻き方が
違い柔らかい音色が出ます。
オーケストラでは楽譜で指定されている場合に使用しています。
金管バンド等でも大活躍する楽器です。

最後がフリューゲルホルンです。
管の開きが太く、巻が大きいので、とても柔らかい音が出せます。
アンサンブルやジャズ等で多く使用されます。


大雑把に説明してしまいましたが、詳しく知りたい方はWikipediaでどうぞ。

無責任な発言はさて置き、、、。

足を運んだ演奏会ではどんな楽器を使用しているのかな?と
観察してみるのも面白いかもしれません。

今回の五重奏でもいくつかの楽器を使用しますので、
是非、会場にてその音色の違いをお楽しみください!


仙台フィル金管五重奏団
♪Trumpet 鎌田朋幸♪