霧島より2013/08/01 10:22


昨日から引き続き、トリオ・フロイデの井上です。

7月24日からはホームグラウンドの読響を離れて遠く鹿児島県の
霧島へ来ています。

ここ霧島では日本で最も歴史の長い『霧島国際音楽祭』が開催されており、
そこでのコンサートに出演するために来ています。


今年で34回目を迎えるこの霧島音楽祭へは日本のみならず
世界各国から著名なアーティストが来日していますが、今年は何と
ベルリンフィルの第1コンサートマスターの樫本大進君も来ています。

景色が素晴らしく食べ物が美味しいこの霧島の地で、世界的な演奏者の
様々な演奏会が低料金で開催されているので、クラシックファンにとっては
桃源郷そのものです。

そんな中に混じって僕も演奏できる事を光栄に思いつつリハーサルや
コンサートで音楽三昧の日々を送っています。


さて、今年の霧島音楽祭招待フルーティストは、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席フルート奏者、
エミリー・バイノンさんです。

エミリー・バイノンさんは世界で今最も輝いているフルート奏者の一人です。
日本でもその美貌ゆえに多くのファンがいらっしゃいますが、フルートという
楽器がこんなにも無限の可能性がある楽器なんだと改めて関心して
しまうほど表現力が豊かな演奏をされます。

また性格も優しく可愛らしくチャーミングで、アンサンブルを一緒に
やっていてもとても楽しく、あっという間にリハーサル時間が過ぎ去って
しまいます。
ますます彼女のとりこになってしまいそうで怖いです。

「天は彼女に二物を与えてしまった…」
そんな憧れの眼差しと長くなった鼻の下を彼女に気づかれないように
必死に隠しながらの霧島での毎日です。


写真は霧島音楽祭「音楽の散歩・その3」の公演を終えたメンバーです。
エミリー・バイノンさん(右から4番目)とトリオダンシュ・フロイデの
オーボエ南方総子さん(一番左)、そして僕(左から2番目)です。


トリオ・ダンシュ・フロイデ
井上俊次(ファゴット)